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東西教育方針

少し前に軽く記事にした教育本、先日ようやく読み終えました。(遅)書籍の質のせいもあるかもですが、アメリカのカレッジに通ったことから、自分はどうも一つの本を一気に読み上げられない人になってしまった気がします。なぜならば、大学では様々なテキストを同時に読まなければならないから!つまり一つの本に集中することはできないから!たとえば自分の専攻(政治学)の場合、毎学期読まされたテキストは山のようにあったものの、どれもこれもまるごと全て読む必要はなく、課されたテキスト以外に自分で図書館で借りた資料本たちも同じく。どれもこれも最初から最後まできっちり読んだものはないような気がする・・・・。というわけで、学生時代同時に様々なテキストを読んでいた習慣から、現在プライベートで趣味で読んでいる本たちですら1冊に集中できずにあちこち手を出す始末です。元々読書習慣のなかった私ですが、まさかアメリカのカレッジに通ったことでこういったクセがつくとは・・・。(飽きっぽい証拠だろうか・・・)

それでは本題。東洋と西洋の教育方針の違いを知らされたこの本ですが、内容は延々と同じことの繰り返しに思えました。(汗)ま、自分のリーディング力の弱さのせいもあるかもですけど・・・要は東洋(中国)では学校教育はTeacher-Centerであるべきと考えていて、西洋はStudent-Centerということで、中国から移民としてやってきた親たちは西洋(カナダ)の教育方針に納得していないということでした。そしてアジア人なわたくしも中国人親側と同じ考えかも?

たとえばカナダでは教師が(適当に?)選んだ本のリーディングを宿題として出すらしいのですが、それは親が子にその本を読んであげるというもの。がしかし、子供たちに英語をネイティブのように習得して欲しいと願う親たちからすると、ただ読んであげるだけでは英語は身につかないと考えているようで、どちらかというとテキストの見本を見ながら書いて書いてスペリングなどを覚えるような宿題が必要だと考えるらしいです。

自分が子供の頃の宿題がどんなだったか全然覚えていませんが、とりあえず漢字ドリル、計算ドリルなどはありました。その点アジアは繰り返し書いて書いて行う宿題が当たり前なような気がします。でもカナダにはドリル宿題は存在しない模様・・・。そして本を読んであげることだけが宿題というカナダの実情に、親たちはかなり不満を持っているよう。特に英語があまりできない移民の親たちは自分たちで英語を教えてあげることもできないわけですから、その分学校の教師に頼らないわけにはいかず、でもその肝心の教師たちが親に頼る宿題(リーディング)しか出さない。よって中国移民の親たちはカナダの学校教育に不満爆発なのです。そして不満を持つのは親側だけではありません。中国人の親たちは学校は当てにならないからと放課後子供たちに中国系の塾に通わせ、そして子供たちはそこから出される山のような宿題に追われることになり、学校から出された宿題:リーディングをする時間がなくなるだけでなく、学校の宿題(リーディング)を重要なこととは考えなくなっているとか。ということで、教師としては子供たちにやってもらいたいこと(リーディング)をやってもらえず、親たちとは別の意味で納得行かないことになるわけです。

でもこういった考え方の違いはまず言語の質の違いからくるものかも?英語はアルファベットを使って言葉を表現し、綴りから出る音からそれぞれの言葉を覚え知るようなところがある気がするのですが、逆に中国語は漢字が使われ、音だけでなくその漢字のかたちも大事なわけで、よって繰り返し書いてそれぞれの複雑な形を覚える必要がありますよね。だからこそ日本でも漢字ドリルなんてものが存在するんだと思いますし、文字を美しく書くことも重視される文化なだけに、きちんとしたかたちを覚えるための漢字ドリルは不可欠かなと。とりあえず、英語は見たまんまの発音をしないものが多いので、綴りだけでは正確な発音ができない場合もありますけど、カナダには親が読み聞かせるタイプの宿題しかないというのは、言語がアルファベット綴りで表現する、音が重要な英語だからこそなのかな?とも思います。(←あくまでも素人考え)

ちなみに私が参加しているボランティアで見る難民子供たちの宿題もほんのちょっぴりです。ドリルタイプのものはこれまで見たことがありません。そしてちょっぴりの宿題を終えたあと私たちがやってあげるのは、それぞれの子供たちが選んだ本を声に出して読んであげること・だ・け。カナダの例と同じくアメリカでも「読み聞かせる」ことがいかに大事に思われているか分かるような気がしますが、それが子供たちの英語習得にどれほど役立っているかどうかは不明です・・・。

移民の子供を生徒に持つ西洋学校側は、ここは西洋だからと西洋の教育方針を押し付けるのではなく、それぞれの子供たちの母国の教育方針を理解・考慮する必要があると書かれてありました。移民に英語を教える場合、生徒たちの母語を考慮する必要があると思いますが、それだけでなく、母国の教育方針も無視できない。となると、移民を持つ国の教師たちは本当に大変ですよね。頑張れ教師たち~☆


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by nypoliko | 2008-03-03 00:00 | アメリカでボランティア